プラスチックごみを減らしたいという気持ちで、身の回りのプラスチック製品を自然由来のものに変えようとしています。ハブラシもその一つ。
本もいろいろ読みましたが、プラスチックのハブラシってマジでゴミにするしかないものらしいですね。リユースもリサイクルもできないので、プラスチックで作ってはならないものの代表格という印象。それでも現時点では「ハンドルもブラシ部分も天然由来」という製品は見つけられませんでした(知ってたら教えてください!)。ハンドルだけ竹、ブラシだけ豚毛、というものは見つけたのですが…
それでもプラスチック自体から延々と毒が出てくるというのを知ってしまった今、できるだけ減らしていきたい。まずはハンドルが竹でできた歯ブラシなど、環境配慮型の口腔ケア用品を試してみることにしました。
自然由来のHYDROPHIL(ハイドロフィル)は高い!一般品との価格比較
ドイツの「HYDROPHIL/ハイドロフィル」を試すことにします。使う素材や塗料にこだわり、自然由来の原料を使用して100%土に還る製品を作っているとのこと。ハブラシのほか、デンタルフロスと歯磨き粉のチューブを購入しました。普通のものよりは高価ですが、無漂白の紙パッケージで高級感があります。贈り物にしても格好がつきそうです。

私が買ったのは楽天で、金額は
- キッズトゥースブラシ3本:1848円
- デンタルフロスピックス20個入り:880円
- トゥースペーストスウィートハーブ:40%OFFで891円 でした。
歯ブラシは口が小さいからとキッズ用を買ってみましたが、どうやらヘッドのサイズは大人用と同じようです(ハンドルが短め)。歯ブラシは1ダースなど大容量のものだとちょっとリーズナブルですが、それでも1本500~600円はします。よくあるプラスチックの歯ブラシは98円とかで売っていますから、それを思うとやはり高いですよね。
デンタルフロスのピック(プラスチック製)は、安いと100本で300円とかでしょうか。1本3円とすると、ハイドロフィルのものは20本入りなので1本44円。10倍以上。しかし!後述しますが、高くても今後はハイドロフィルを使い続けたいと感じました。
普通の歯磨き粉は1つ130ml入りで400円くらいでしょうか。もっと安いのもあるかも。ハイドロフィルは75ml入り。私は売り切り処分で購入したので安かったですが、さっきAmazonで見たら1485円でした。3.0円/mlに比較して19.8円/mlと6倍以上!これも後述します。
竹ハンドルの歯ブラシが使いづらい原因


第一印象。口に入れた感覚は…正直ちょっとニガテかも…プラスチックのハンドルに慣れてしまった口は、「ハブラシはツルツルしているもの」と思っています。歯の表側を磨く時に、口の中に押し付けても抵抗なくシャカシャカ磨けていました。
しかし竹は摩擦が起こります。口の中が小さい女性や子供は特にだと思いますが、口の中の粘膜に当たる所に摩擦が生じるのです。うーん…磨きにくい!長く使いたいのに困りました。
あれ?でもちょっと待って。ストックしていたプラスチックの歯ブラシと比較してみます。

プラスチックの方が、ヘッドや首のあたりがずいぶん薄いですよね。ということは、竹を少し削って薄くすれば使いやすくなるのでは…!?
竹製歯ブラシの厚いヘッドを削ってみた(原始的)
カッターナイフで…これを…


こうだ!!!



ヘッドとその下の部分が少し薄くなったのわかりますかね?ちょっと攻めすぎて植毛してある部分まで削ってしまい、毛がボサッとはみ出てしまっていますが…
歯ブラシの磨き心地はどうか?
口に入れると…うん…少し磨きやすくなったかも。後から気づいたのですが、ヘッドを攻めすぎて毛がはみ出るのを防ぐために、ハブラシの「首」にあたる部分だけを削るのもよさそうです。そこが細くなるとまた磨きやすい。
しかし竹じゃなかったらいくらヘッドがでかくても削ろうとは思わなかったな。「自分での加工が容易」というのは天然素材の大きな利点ですね。しかし2本目は面倒で削らずに使っていますが、まったく問題なく使えています。違和感を感じたのは慣れによるものらしいことがわかりました。解決!(*´▽`*)
プラスチック製歯ブラシと比べて成形が大変なのかもしれないですね。値段が高くなるのはそういう部分にも要因があるのかな。今は「エコだから使う」という人が多いでしょうが、「使いやすいから使う。結果的にエコだった」というのが最高だと思うので、メーカーには引き続き加工の技術向上をお願いしたいところ。
更に「やわらかめ」じゃないと歯茎が痛くなる私ですが「ふつう」相当の硬さでも苦しまずに磨けています。あたりが優しいかも。そしてしばらく使って気付いたのですが、毛先がへたりにくい気がします。トウゴマ種子から抽出したヒマシ油由来のナイロンを使用しており、石油やプラスチック製造に使用されるBPA(ビスフェノールA)は一切使用していない…ということですが、耐久性にも違いがあるのかもしれません。高価でもそれに見合った機能や耐久性は備えているといってよいのでは。
ハイドロフィルのデンタルフロスは素晴らしい使い心地!
続いてデンタルフロスですが、これは最高でした!!

メリット
荒い使い方をしているのか、プラスチック製フロスピックを使うと首がポキポキ折れて1週間もたなかった私(使い捨てにする人もいるでしょうが…)。
しかし竹製デンタルフロスピックは!とっても頑丈!平気で1か月以上使えています。値段は10倍なので10週間もてば最高ですが、もっているかも。更にオーガニックコットンのフロスは、プラスチックのようにほつれた繊維が歯にはさまって不快な思いをすることもなく、切れたり伸びたりすることもなく、しぶとく頑張ってくれます。かといって糸も太すぎることなく、快適です。
今思うとプラスチックのフロスピックは伸びたりほつれたり折れたり、ヤワすぎました。
デメリット
竹製なのでジメジメした場所に放置するとカビが生える(黒くなる)こともありますが、乾いた場所に置けば問題なし。中には竹のフシの場所によってか糸が外れやすい個体もありましたが全然気にならないくらい使い心地が最高(糸が切れたことはないです)!使いきったらまた買うと思います。
別の選択肢
ちなみにハイドロフィルではないですが、プラスチックを使いたくない人向けに糸だけのデンタルフロスも紹介しておきます。おしゃれなガラスケース入りで詰め替えもできる。
ハンドル部分がないので更にエコでは?とも思うのですが、糸だけのフロスは指に巻く部分のロスが大きいと感じてしまう私。好みによるかなと思いますが、機会があれば使ってレポートします。
ハイドロフィルのトゥースペースト(歯磨き粉)は甘い
あまり期待していなかったトゥースペースト(歯磨き粉)ですが、チューブとフタが環境に配慮している(容器の95%はPEFC認証取得の持続可能な森林管理による木材が使用されている)ほか、一般的な歯磨き粉に比べると横文字のわけわからん成分があまり入っていないので安心。



「スウィートハーブ」の香味はちょっと甘い感じです。甘味料みたいな味というか。スースーしない歯磨き粉を探している人にはいいかも!スッキリ感はミント系には及ばないですが、口の周りが痛くなるのが苦手な私は案外気に入りました。
磨き残しはない様子
歯医者さんで半年に1回クリーニングしてもらっています。その時、歯磨きがちゃんとできているかの確認もしてもらうのですが「これまでで一番よく磨けていますよ!」との太鼓判。
実はヘッドが大きくてしっかり磨けているのかちょっと不安だったのですが、これで安心しました。
現在の歯磨きルーティン
歯科の大御所が「歯磨き粉を使わないのが歯には一番いい」と言っていたのもあり、ゴミや無駄な消費をできるだけなくしたいのもあり、3回中2回は歯磨き粉を使わずに歯磨きしています。高価だからほんのちょっとしか使わないこともあり、全然なくなりません(笑)
また、どうしても細かいところが磨けているか気になるので、ヘッドが小さいプラスチックの歯ブラシも一日一回は使いたい。ということで現在はこういう感じになっています。
| 歯ブラシ | 歯磨き粉 | |
| 朝 | ハイドロフィル | なし |
| 昼 | ハイドロフィル | なし |
| 夜 | プラスチック(ストック消費) | ハイドロフィル使用 |
完全に脱プラスチックはできていないものの、単純計算でプラスチックの歯ブラシと歯磨き粉の消費の頻度が3分の1になりました。
天然素材の歯ブラシは他にもあるようなので、更に使い心地のよいものを求めていろいろ試してみます。




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