生ごみを堆肥化できて、ゴミが減るコンポスト。「コンポスト、興味があるけど大変なんじゃ…?」という方に向けて超カンタンなコンポストのやり方をご紹介します。

こんなにテキトーでも大丈夫!
庭に埋める方法のほか、段ボールやバケツで簡単に自作できるの?ゴキブリが出るんじゃない…?といった疑問も解消します!
究極のエコ!コンポストとは?
「コンポスト」とはcompost=堆肥のことです。堆肥をつくる道具(容器、コンポスター)も広くコンポストと呼ばれています。
生ごみや「基材」と呼ばれるもの(米ぬかや竹パウダーなど)を入れて日々かき混ぜ、微生物の力を借りて丹精込めて作っていくコンポストですが…ちゃんとした基材を使わず、一般的に「入れてはいけない」と言われている類のゴミをバンバン入れてもちゃんと堆肥は完成しました!笑
後程くわしくレポートします。

私の場合「生ごみを減らしたい」というところからスタートして「堆肥を作りたい」という部分は重視していなかったので、大胆な方法がとれました!
コンポストのメリット
環境問題に興味がある方であればこういったメリットに興味があるはず。
- 「燃やすごみ」として捨てていた生ごみがなくなる
- ごみ袋を買わなくて済む
- 生ごみを捨てる手間が減る
- 生ごみを燃やす燃料が節約できて地球に優しい
- 堆肥で家庭菜園が充実する
我が家はティッシュもほぼ使わないので、コンポストを始めてから燃やすごみを出す頻度が週2~3回→2週間に1回程度にまで減りました…!
【参考記事→箱ティッシュは、もったいない!使い捨てない布ティッシュの作り方】
更に「庭に直接埋める」方式のコンポストをするなら
- 電気がいらない
- 容器や基材など何も買わなくていい
- 虫がわいても気にならない
…と、いいこと満載!猫の額のような狭い土地だとしても、庭として使える場所があるならやってみることをオススメします!もちろん庭がなくてもできることはありますので、読み進めてみてください!
コンポストのデメリット(心配事)と解決方法
コンポストのデメリットは、以下。
コンポストには虫がわく?
生ごみを外に置いておく=虫がやってくる、というのは当然です。しかし!そもそも屋外に虫がいるのは当たり前のこと。
庭の一部に穴を掘ってコンポストに取り組んでも、「最初から虫がいる場所」に、「変わらず虫がいる」というだけの話です。掘ったその場に虫がいたらそっと埋め戻せばOKです。今まで出会ったのは眠っているようなおとなしい虫ばかりで、飛び出して襲い掛かってくるような虫はいませんでしたよ!
なお1年以上コンポストをしてきてゴキブリに出会ったことはありません。掘った場所でよく見るようになったのはカブトムシか何かの幼虫ですね。ウジ虫やハエが増えたという印象もありません。
よって、「コンポストには虫がわく?」という疑問に対しての答えは「コンポストに虫はわいているかもしれないけど気にならない」です!
コンポストはくさい?
生ごみを放置しておいたらニオイがします。しかしコンポストは土をしっかり上からかけることでフタをしています。なので正しく土をかければニオイはしません!
ただし小動物やカラスに掘り返されると露出した生ごみからニオイがするため、掘り返されないようにすることが重要です(後述)。
コンポストは手間がかかる?
コンポストをやるにあたっての手間は、ゼロではありません。ためておいた生ゴミを持って庭へ出て、穴を掘って埋める、という手間があります。
しかしそれでもコンポストを支持したい!なぜならゴミ袋を買ってきてゴミ回収に出す手間がなくなるから。そのためむしろ手間は減っています。それに同じ手間がかかるなら地球に優しいほうを支持したいですよね。
コンポストには庭が必要?
土に直接埋める方式なら庭が必要ですが、戸建てか庭付き物件に引っ越すしかない…ということはありません。直接埋める方式でなく、ベランダでできるコンポストもあります。家庭用のオシャレなキットで始めてみるのもよいと思います。
ベランダもなくてコンポストはできないけどゴミは減らしたい…という方には、生ごみを乾燥させて体積を減らす生ごみ処理機「パリパリキュー」という選択肢も。ニオイがせず屋内で使いやすいです。乾燥させた生ごみは有機質肥料として使える上に、購入には自治体の助成金が使えるそうな! ↓お住まいの自治体の助成実施状況はこちらの画像からどうぞ↓
超簡単!生ゴミコンポストの作り方【自作できる】
自作というほどのものでもないですが…我が家のコンポストはこんな感じ。
まず小鍋に生ゴミを貯めておきます。入れ物は何でもよいですが、透明なフタがあるとニオイが漏れず入っている量が確認できてよいです。
小鍋の生ゴミがいっぱいになったらいざ庭へ!適当に穴を掘ったら…

はい完成ー!ていうか何も作ってないー!穴掘って埋めただけー!シャベルがあれば誰でもできます。生ごみはだいたい夏場で1週間弱、冬だと2週間くらいで分解するので、夏場3日に1回埋めるなら2~3か所ローテーションで埋める場所を変えます。「確かにここに埋めたはずなのに、もうなくなってる!」と感動しますよ!
庭がない場合でも段ボールやバケツに土を入れてやってみましょう!入れ物を日当たりのいいベランダに置いて土を入れて簡易庭にします。庭のように埋める場所をローテーションできないかもしれないので、できる範囲で…になりますが、週に1回でも生ごみを捨てずにコンポストできた!という達成感があると思います。
ただし段ボールは湿気を帯びてすぐにダメになるかもしれません。バケツも小さいものだと容量が足りなくて苦労するかもしれません。長い目で見ると専用の容器を買った方がいいのかも。
コンポストで分解されやすいもの、分解されにくいもの
分解されやすいものは、ごはん、パン、肉や魚などのやわらかいもの。
逆に分解されにくいものは以下の通り。
- 卵の殻
- トウモロコシの皮や芯
- 玉ねぎの皮
- 枝豆の皮
- かんきつ類の皮
- 花の茎
これら硬いものなどはしばらくして掘り返しても残っていました。トウモロコシの芯は「小さくなっているけど形を保ったまま残っている」という感じです。「形を保って残る時間が長いだけ」ともいえます。掘ってみて「まだあるな」と思ったらローテーションする場所を変えればOKです。
とはいえ土にまみれているのでそんなに目立たないです。残っていても気にせず次の生ごみを埋めちゃっていましたが何も問題ありませんでした。
ちなみに「コンポストに入れちゃダメ!」と言われることが多い、腐ったもの、カビのはえたものもバンバン入れています(笑)が、それによっての異常は特に感じたことがないです。それらも併せて微生物が分解してくれているんじゃないかなー?と思います。
【経験談】引っ越したら庭がついてきたのでコンポストをやってみた
集合住宅に住んでいた頃はなかった庭。一戸建てに引っ越したら猫の額ほどの狭い庭がついてきました。引っ越し当初はまさに「荒れ地」という感じでちょっと雑草が生えているくらい。土はカサカサ&カチカチで野菜など作れそうにない庭でした。
「ゴミを減らしたい」という考えから、上記の方法で日々生ごみを埋め続けてみたところ…なんとフカフカで幼虫いっぱいの肥沃な土壌になりました!
以前は10cm掘るのにも苦労したカチコチの土ですが、今は難なく30cm掘ることができます。庭コンポストを始める時、最初は土が硬くて大変かもしれませんが「ゴミが消える」「土が変わる」という喜びに背中を押されて、面倒くさがりの私でも続いています。
※私は小さなスコップでやっていますが、大きなシャベルがあった方がラクだと思います。
コンポスト製の堆肥に野菜を植えてみた
こんなにフカフカで良い土ができたんだから…と、野菜を植えてみました。
- ミニトマト(苗から)
- 大葉(種から)
マメに水やりなどをできるタイプではないので、基本はほったらかし。適度に雨が降ってくれるので大丈夫でしょ!…と気にせずいましたが各々ちゃんと成長してくれ、立派に育って我が家の食卓に並んでくれました。あまり期待していなかったけど、節約にも役立ってくれました。
…と自分で野菜を植えたのと同時に、生ごみからも明らかに雑草じゃない何かの芽が発芽することがありました。ニンジンやダイコンと思われる芽が多かったけど、気づいたらなくなってました(子供が掘り返してしまったのかも)。そんな中でもビックリするほど育ったのがカボチャ!

生ごみから発芽したカボチャらしきものが、ここまで大きくなりました!ほったらかしで受粉しなかったので、実はつかずでしたが…それでも日々大きくなる葉やツルを見ていると心弾むものがありました!
コンポストをやって大丈夫?心配なことQ&A
ネズミ、カラス等の害獣対策には「踏む」

庭に生ごみを埋めたら害獣が来ないでしょうか?

我が家の場合「踏む」ことで解決しました
コンポストを初めてしばらく経ったころ、埋めた生ごみが掘り返されるようになりました。庭の様子を観察していると、何かの小動物やカラスが掘り起こしてあさっている様子。しっかり土に埋まっていればニオイなどは気にならないコンポストですが、掘り起こされて生ごみが散乱するようになると生ごみ臭が…。近所迷惑かつ見た目にも良くありません。
色々試してみてたどりついたのが「踏む」ということ。生ごみを埋めた上に土をかけただけの状態は、フンワリとして掘り返しやすいのです。しかし土をかけた後に靴で何度か踏みつけるだけで掘り返しづらくなるらしく、掘り返される被害はゼロになりました!
害獣に悩んだら「踏む」はぜひ試してみてほしいです。

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